豪華列車でスペイン北部を巡る旅 (サンティアゴ・デ・コンポステーラ出発コース)

1日目 土曜日 サンティアゴ・デ・コンポステーラ~バス移動~フェロール~ビベイロ

サンティアゴ・デ・コンポステーラの国営ホテルパラドールで集合しトランスカンタブリコの旅が始まります。
このパラドールはかつては修道院兼病院として利用されていた荘厳な建物で今では人気のあるパラドールの1つです。
ここはハコベオの巡礼終着地でもあり、ローマ エルサレムに続いてカトリックの第3番目に重要な都市です。
旧市街が世界遺産に登録されており、また大学があるため学生たちの活気にあふれた街でもあります。

まずはサンティアゴの中心的広場、オブラドロイ広場へ広場の東は大聖堂の正面、西側には市役所の建物、北には集合場所のパラドールオスタル・レイジェス・カトリコス、そして南にはサンティアゴ・コンポステーラ大学の建物があります。
大聖堂の翼廊南側にはプラテリーア広場、裏側にはキンターナ広場となっています。サンティアゴの大聖堂はロマネスク様式の建物にバロック様式のファザードで装飾したつくりになっています。
正面の一番上には聖人サンティアゴの像があります。
特別な宗教行事の際にはブタフメイロといい大きな香炉を上から吊るし振り子のように振る風景が有名です。
これは宗教的な意味合いの他に臭いを消すために行ったといわれています。というのも昔長い道のりを経てたどり着いた巡礼者たちが大聖堂で宿泊をしたのですが今のようにシャワーなど途中で浴びたりなどはできないので大聖堂内には体臭が立ち込めるようになり、考案されたのが香炉でその場に置いて香をたくだけではことが足りなく天井からつるして揺らしにおいを緩和したといわれています。

サンティアゴを散策後、バスでガリシア地方の中でも人口の多い都市の1つフェロールを目指します。
途中、造船の発祥地フェネリアス海岸が美しいポンテデウネサダガンダリオなど北スペイン独特の緑の風景と海岸線の景色をお楽しみいただけます。フェロールは最も安全といわれている港湾があり古くから造船業など海に係る産業で発展を遂げてきた街です。
リアス式海岸沿いには港を守るために造られた城が今でも残っており国の文化財に指定されています。
その後、中世の面影を残す海岸線の町ビベイロへ有名なカルロス5世の扉など町を散策しカンタブリアの海とピコス・デ・エウロパの山々が見渡せる絶景のビューポイントミラドール・デ・サンロケに登ります。その後夕食となります。

2日目 日曜日 ビベイロ~リバデオ~ルアルカ

ビベイロを出発し、アストゥリアス地方とガリシア地方の境のエオ川のほとりにある町ガリシア州リバデオに向かいます。
リバデオの庁舎はかつてガリシア地方の名産磁器サルガデーロスの創設者マルケス・サルガデーロスの宮殿であった美しい建物です。またスペイン北部で最も美しい海岸といわれているラス・カテドラスにも訪れます。リバデオで昼食をとった後、ルアルカに向かいます。
ルアルカはコスタ・ベルデ(スペイン北部の海岸線)の白い町といわれており、漁業が盛んな海辺の町です。青い海と白い建物のコントラストが美しく新鮮な魚介をつかった料理が食べられます。夕食はここルアルカで堪能していただきます。

3日目 月曜日 ルアルカ~オビエド~ヒホン

ルアルカを出発しオビエドに向かいます。オビエドには アストゥリアス王国の建造物群が世界遺産に指定されています。
中でも サン・ミゲル・デ・リ-リョ教会 サンタ・マリア・デル・ナランコ教会 サン・フリアン・デ・ロス・プラードス教会はかつてのアストゥリアス王国の中心地であったオビエドの姿を物語る建造物です。
また街の中心部にあるサン・フランシスコ公園、そして歴史あるスペイン版ノーベル賞ともいえるアストゥリア王子賞の授与式が行われるカンポアモール劇場も見所です。

昼食をオビエドでとったあと列車はアストゥリアス第2の町ヒホンへ
ヒホンでの見所は彫刻家エドゥアルド・チリダによる「水平線礼賛」が立っている海に突き出たサンタ・カタリナの丘やその麓にローマ時代の街シマデビラがあり、そこでローマ浴場の跡が見つかっています。夕食はヒホンの町でとります。

4日目 火曜日 ヒホン~ピコス・デ・エウロパ国立公園~サントゥアリオ・デ・コバドンガ~カンガス・ デ・オニス~リバデセジャ~ジャネス

ヒホンを出発し列車はピコス・デ・エウロパの麓の町へ。その後、アストゥリアス地方のハイライト、 スペインで一番初めに国立公園に指定されたピコス・デ・エウロパへ バスでむかいます。
ピコス・デ・エウロパとは北スペインのカンタブリア海から約30km離れたオビエドとサンタンデールの間にある3 つの分かれた山塊のことをいいます。西の山塊をコバドンガ 中央の山塊をナランホ・デ・ブルネス 東の山塊をアンダラと呼んでいます。
その美しさに言葉を失ってしまうコバドンガ湖をはじめ数多くの野生動物にめぐり合うこともしばしばあるヨーロッパ屈指の自然の宝庫です。

その後レコンキスタ(国土回復運動)の発祥地であるコバドンガの町へ降りて行き 崖の上に建つ教会などを訪ねた後、アストゥリアス王国の最初の首都であったカンガス・デ・オニスへ移動します。 ここで有名なのがセジャ川にかかるローマ橋です。現在の橋は中世のものでローマ時代の遺跡の上に再建されたものです。
その橋にはアストゥリアスでレコンキスタに成功した勝利のシンボルである十字架が下がっています。
昼食を列車でとった後、りんごのお酒シドラを飲ませるバルがたくさんる小さな漁村ジャネスへ向かいます。ジャネスの村を散策後 夕食となります。

5日目 水曜日 ジャネス~カベソン・デル・サル~サンティジャナ・デル・マル~サンタンデール

朝食を取りながら列車はローマ時代から19世紀まで岩塩を輸出していたことから町の名前が付けられたカンタブリア県のカベソン・デル・サルへ向かいます。(カベソンは塩(サル)を図る昔の単位)
そこからバスでサンティジャナ・デ・マルへ サンティジャナ・デル・マルという名前の意味は 聖人を意味するサンタ=santa と平原を意味するジャナ=llana そして、海のという意味をもつ デル・マル=del mar であるのに実際は海は無く山に囲まれた土地であるため『3つのウソの町』といわれています。そこから2km行ったところに 約一万八千年~一万年前の旧石器時代の末期に描かれた動物を中心とする壁画が発見されたアルタミラ洞窟があります。
現在では痛みがひどいため洞窟は公開されていませんので。博物館を訪問します。

その後カンタブリア県にあるスペインで最も美しい街並みとも言われているサンタンデールへ向かいます。
港を有するこの町は通商で繁栄し、また美しい海岸線と綺麗な砂と海は海水浴にも適しており20 世紀には王族が休暇を過ごすためのマグダレナ宮殿も創られたたほどです。
サンタンデールで夕食後 夜の街の雰囲気を楽しみたいお客様にはカジノへご案内いたします。

6日目 木曜日 サンタンデール~ビルバオ~ガルダメス~バルマセダ~ビジャサナ・デ・メナ

朝食をとりながら列車はビスカヤ県ビルバオへ ビルバオは7 つの丘に囲まれた町でネルビオン川で町は2分されサンアントン橋で結ばれています。
旧市街は「7 つの通り」(シエテ・カジェス)という14世紀につくられた通りが全て待ちの中央にあるヌエバ広場 サンティアゴ・バシリカ大聖堂に続いているという構造になっています。

そしてアメリカの鬼才フランク・O・ゲーリーが設計した建物でも有名なグッゲンハイム美術館を訪れます。
列車で昼食をとりガルダメスへ向かいクラシックカー博物館になっている古城トレ・デ・ロイサガンを訪ねます。
そして列車はブルゴス県へ入っていきます。次に訪れるの腸詰など赤ワインにあうお肉料理が有名なビジャサナ・デ・メナへここで地元のお料理をご堪能ください。

7日目 金曜日 ビジャサナ・デ・メナ~マタポルケラ~カリオン・デ・ロス・コンデスシス~ビジャルカサー ル・デ・シルガ~グアルド~サベロ~システィエルナ

朝食を取りながら列車はマタポルケラという村へ向かいます。
そこからバスで巡礼の道の重要な要衝として栄えた、中世の建造物などが残る町 カリオン・デ・ロス・コンデスに向かいます。
12 世紀に建てられたサンティアゴ教会など美しい荘厳な建物が観られます。その後 サンティアゴの巡礼の通り道に位置し、趣のある教会があるビジャルカサール・デ・シルガへ。

昼食後はビジャルカサール・デ・シルガでとります。午後は山に囲まれた景観が美しいレオン県にあるサベロという町に向けて列車の旅が始まります。
サベロは19世紀の中ごろ製鉄・鉱業が最も盛んであった町で当時の製鉄業に利用していた機械や施設を観ることができる珍しい製鉄・鉱業博物館に立ち寄ります。
そこからシスティエルナに移動し、隣接するポルトガルそしてスペインのエクストレマドゥーラ地方 ガリシア地方の影響をうけた独自のレオン県の料理のディナーをお楽しみいただきます。

8日目 土曜日 システィエルナ~ボニャール~レオン

システィエルナを出発し、いよいよ旅の終着駅レオンへ向かいます。途中車窓からはレオン州の山間の谷や雄大な川の美しい風景をお楽しみいただきながらレオン州の州都であるレオンに到着します。
この町は中世にレオン王国の首都が置かれていたため、有名なゴシック様式のレオン大聖堂やその他多くの記念建造物があります。
サン・イシドロ聖堂は、かつてのレオン王国歴代国王や王家の人々が埋葬された霊廟であり、ロマネスク様式の絵画が多く収められています。
市内にあるカサ・デ・ボティネスは、建築家アントニオ・ガウディが初期に設計したもので、現在は銀行が入っています。
かつてサンティアゴ騎士団の本拠として16世紀に建設されたサン・マルコス修道院は、スペインのルネッサンス様式建築の最も重要な建物の1つで 現在ではスペイン国営ホテルパラドールそしてカスティーリャ・レオン現代美術館となっています。

ここで ガリシアのサンティアゴ・デ・コンポステーラを出発してから7泊8日にわたる列車の旅は終わります。

宿泊する列車について

エル・トランスカンタブリコ列車のお部屋は全てスイートルーム仕様でプライバシーを守りゆっくりと休息していただけるようつくられています。
毎晩お休みになられる時間帯は列車が停車していますので、列車の音や振動が気になって寝れないということはなく快適にお休みいただけます。
また停車地の夜の雰囲気もお楽しみいただけます。
各部屋にはシャワールーム、洗面台、サウナ、ターボマッサージ、スチームバス、ヘアドライヤー、書き物机、クローゼット、ミニバー、トランクスペース、セキュリティーボックス、有線放送、空調がついています。電流は220Vです。

列車は約1世紀前の雰囲気を残し、豪華でクラッシックな雰囲気がお楽しみいただけます。
列車にある4両のサロンカーは一緒の列車に乗り合わせたお客様同士の社交場としてこれまで26年間すばらしい友情を培い続けています。
サロンカーのうち1両はバル(音楽がかかってカウンターや椅子に座って気軽に飲み物を楽しめるバー)とパブダンスフロアーがあります。ここでは毎晩楽しいパーティーが催されます。もう1両にもバルがあり、ここはゆっくり飲み物を楽しみたいという方向けに落ち着いた雰囲気になっています。残りの2両のサロンカーは読書したり、他のお客様とテーブルゲームを楽しむだり、大きな窓から景色を眺めたりなど他のお客様との交流を楽しんだりゆっくりくつろいだりできるスペースになっています。
新聞、雑誌、様々な書籍、テレビ、ビデオライブラリー、インターネット接続も完備しており、ファーストクラスの旅を楽しめる設備を完備しています。

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